人生の節目に買い替える財布。
小学校から中学校、高校、大学、社会人と身体が成長するに対して使う財布も変わっていきました。
バリバリのマジックテープの財布からブランド物の革財布へ。
自分で買ったものでもないのに、長く使っていたものは愛着が湧いて、捨てれないこともしばしば。
革財布だと特にそうですよね。使っているうちに革はエイジングしていき、自分だけの財布が完成します。
変化は自分の使い方によってバラバラです。同じものを使っていてもみんなと同じはあり得ません。
オリジナリティを出す。誰でもできるのが革財布の醍醐味ですよね。
自分と一緒に歳をとる革財布。
「愛着」が湧くに決まってます。
「愛着が湧く財布がほしい。一生使える財布がほしい」
おじいさんになっても同じ財布を使い続けることができれば、カッコよくありませんか?
それなら節目でもある社会人前に買っとけばいいのでは?
そんな思いから、去年入社前の春、革財布(小銭入れですが)を買いました。
ココマイスターのナポレオンカーフです。
ココマイスター。財布以外にも名刺入れ、バック、ブックカバーなどを「日本の職人がつくる心温まる革製品」をモットーにプロの職人が作っているブランドです。欧州の天然皮革を日本で加工。大量生産せずに細部までひとつひとつ丁寧に。
ホームページを見て一目ぼれしました。
買って、使って1年経ちましたが、誰にでもおすすめできるので紹介します。
買うにあたって
欲しいといっても財布の形をすればどんなのでもいいのかと聞かれれば違いますよね?、
ものを買う前にはイメージすることが大事です。
「あーこんなものを使いたいな」
簡単にイメージするだけで、欲しいものをグッと把握することができます。
僕の場合はこうでした。
- 革財布がほしい
- 色はブラウン
- コンビニなどに行く際、気軽に持っていける大きさ(カードも入れば便利だな)
- エイジングが楽しめるものがほしい
- こだわりがあるのを持ちたい
- 1万円くらいの予算で
サイズは小さいほうがいい
すでに札入れ用の財布を持っていたので、今回は小さい財布(小銭入れ)がほしかったのです。
小銭とお札。まとめて入れてもいいのですが、全部入れると財布がパンパンに。前から使っていてずっと気になっていました。パンパンに膨れた財布をポケットから取り出すときの手間。コンパクトが一番いいんです。
だから小さい財布があれば便利ですよ。余談になってしまいました。
僕は家の周りにふらっとコンビニに行くことが多く、気軽に持っていける大きさが絶対条件でした。
コンビニぐらいなら、バックとか何もなしで手ぶらで行きたい。行こうと思ったらサッと準備ができる。
冬ならコートという収納がある服もありますが、夏はそうはいきません。
Tシャツにジーンズでコンビニへ。
このスタイルを崩さない大きさとは?
ズボンのサイドポケットに入る大きさでした。
使い勝手の良いやつが欲しい
小さい財布って色々種類がありますよね。
本当に小銭しか入らないようなものだったり、小銭と少しのお札、カード類が入るものだったり大きさや機能も様々だと思います。
コンビニで使える大きさといいましたが、どうせならお札もカードも入るものが使えたらいいですよね。
大は小を兼ねます。
僕は定期券を入れて通勤中も使いたいと考えていました。
小さいのに機能的でもある。なかなか欲張りだと思います。
でも、そんな欲求を満たしてくれるものがありました。
ココマイスター ナポレオンカーフ ボナパルトL字ファスナー
皇帝ナポレオンの時代をイメージした財布だそうです。そんなこと考えずに僕は一目ぼれで買いました。
こだわり1 機能十分の財布
縦8.5㎝ 横11.5㎝という小柄なサイズにもかかわらず、たくさん収納できるのがL字ファスナーのいいところ。
真ん中の仕切りには小銭入れ、両サイドの隙間にはクレジットカード、定期券、折りたためばお札も入ります。
この機能性、小銭入れという枠を超えているかもしれません。
財布として使いたい人、カードケースとして使いたい人、小銭入れプラスαで使いたい人、使い方は無限大です。
僕は小銭入れプラスαでした。
こだわり2 希少なナポレオンカーフを使用
ナポレオンカーフとはオイルをたくさん含ませたイタリア産オイルドヌバックという革です。
ヌバックとは革の表面をサンドペーパーで起毛させたものです。
特徴
- 独特の触り心地(オイルを含んでいるのでしっとりしている)
- エイジング(経年劣化)がもの凄く早い
- 日本ではあまり流通してない
特徴にも書いたようにオイルをたくさん含んだナポレオンカーフは触るととてもしっとりしています。手に吸い付くような感覚は触っていると癖になります。
そしてナポレオンカーフはエイジングが早いことが一番の特徴です。
革製品を使う楽しみの一つは使っていくうちに革が変化していくことですよね。
オイルをたくさん含んだナポレオンカーフは圧倒的な早さでエイジングしていきます。
3か月で半年、半年で5年分の変化を楽しむことができます。
普通の革が軽自動車だとすると、ナポレオンカーフはレースカー並みに速いです。
「革の変化は長い目で見るから楽しい」
分かります。でも、急激な変化も日々気づきがあって楽しいです。一つ持っておけば他の製品と比較できるが面白いです。
ちなみに1年使うと
この渋いおっさんが持っているのが一年使用後の状態です。
上にある初期の状態と比べるとかなり色が変わっているのが分かると思います。
これが3年もすると、さらに黒くなってツヤが出るそうです。
でも、ここで疑問が出ます。
「公式の写真じゃ、ほんとかどうか分かんねーじゃん。」
革製品をネットで見て思ったことある人、多いんじゃないでしょうか。
だから、今回1年使ってみたらどうなったかを見てみます。参考にしてみて下さい。
1年使ってみたよ!
表面
全体的に茶色になってきました。左側に曲がりの癖がついているのは、たぶん使い方によるものだと思います。
これが1年目といってもなかなか信じてもらえないかもしれません。
細かいキズは使いたての頃だと、手でもみこめば無くなるのですが時間がたった後だと難しいです。
革製品は使えばキズも味になるのであんまり気にしていません。
同じように歳ををとるのですからキズも付きますよね。
少しツヤも出てきて、きれいにエイジングしていると思います。(自画自賛)
裏面
裏面はクレジットカードを入れていました。
なので、その跡が財布にも出てきていますね。使い方がもろに出ています。
裏面はズボンの内側に接するように使っていたのでキズも表面より少ないと思います。
内側
あんまり気にしたことがなかったのですが、内側もエイジングしていました。
といっても、外側と比べるとまだまだ色は明るく触り心地もしっとりしています。
外に比べて触る機会がないからですかね。
参考までに僕の使い方です。
小銭と1000円札を1枚と定期券とクレジットカード。
まだまだたくさん入りますがパンパンになると嫌なのであえてこうしています。
圧倒的コスパ??
ココマイスターって財布は2万円3万円以上からというイメージがあると思います。
こだわった革を職人が手作りでつくっているので、どうしても価格が上がりがちです。
それが魅力でもあるのですが。
でも、ナポレオンカーフ L字ファスナーは
9500円です
1万円を下回ります。
安い革財布は細部が適当に作られているなどの問題がありますが、使ってみた感想としてそんなことはないと思います。
レビューを見ても、1000件オーバーに対して評価が
4.7/5
であるのでちゃんとした財布であることを表しているのではないでしょうか。
圧倒的なコスパの財布だと思います。
こんな人へおすすめ
- コンパクトな財布を探している
- エイジングをすぐ楽しみたい
- 予算は1万円ぐらいで
- プレゼントに財布をと考えている人
手ごろな価格なのでプレゼントにももってこいではないでしょうか。
こだわりのものをプレゼント。絶対喜んでくれると思います。
購入は
ネットと店舗の2つがあります。
ネットの場合だと目にしないので色味などの問題がありますが、気に入らない場合は返品することができるので安心です。
たくさんの製品があるので見ているだけでも楽しいですよ。
店舗の場合だと、実際に触ってみることができるので質感等が分かります。
特に使用後のサンプルも置いてあるので、余裕がある人は足を運んでみてもいいかもしれません。
ネットの商品は直ぐに在庫切れになることがしばしばです。
こまめにチェックして買いたいと思ったらすぐ買うことをおすすめします。
僕も買おうか迷って次の日まで置いておいたら、在庫がなくなっていたことがありました。
最後に
長年使っているものは「愛着」がわく。
そこに自分で買ったなどの思い出があればより「愛着」は増えます。
僕はココマイスター ナポレオンカーフを買って1年使ってみました。
飽きることなく、愛着は増すばかりです。
他人から見たら何気ない財布ですが、自分だけが気に入っているってのも悪くないと思います。
「私だけのオリジナルな財布。」
そんな財布をこれからも使っていきたいです。
おわり